足場もロープも不要!SkySideを通じて広がるダム点検の新しい選択肢
点検・保守
H建設株式会社
インフラ管理部 部長/Oさん
河川やダム、橋梁などの社会インフラの建設・保守・点検を手がけるH建設株式会社。高所や立ち入り困難な場所の安全管理にも力を入れ、技術と経験を活かして全国で多くのプロジェクトを支えています。インフラ管理部部長のOさんは、ダムや堤防の点検業務を統括。安全性の確保と作業効率向上のため、今回SkySideを活用しドローン点検を導入しました。
目次
1.
何日もかけて点検するのが当たり前でした
2.
技術も実績もあって、安心して任せられると思いました
3.
人が入れない場所も、ドローンなら一瞬で見られるんです
4.
これほど早く、安全に終わるとは思いませんでした
何日もかけて点検するのが当たり前でした
ダムの点検って、一般の方にはなかなか想像しにくいと思うんですが、実際はすごく大変なんです。
コンクリートの壁は数十メートル以上の高さがあり、目視点検をするには足場を組んだり、ロープで作業員が降りて確認するしかありません。それに、作業員の安全リスクも常に頭を悩ませる要因でした。雨や強風で作業が中止になればスケジュールも大幅にずれ込みますし、結果的に管理者への報告が遅れることも…。
もちろん、点検は安全を守るために絶対に欠かせない業務です。だからこそ効率化は難しく、時間もコストもかかるのは仕方ないと諦めていた部分がありました。
でも、点検依頼が増える中で、このやり方のままでは人員も予算も追いつかなくなるのは目に見えていて…。現場からも『もっと負担の少ない方法はないのか』という声が年々強くなっていました。
技術も実績もあって、安心して任せられると思いました
実はドローン点検自体には前から注目していたんです。他社のサービスや自社での導入も検討したんですが、操作やデータ解析をすべて自前でやるのは現実的じゃありませんでした。機材の購入やスタッフ教育を考えると、かえってコストが膨らんでしまうんです。
そこでSkySideを活用し、専門のパイロットさんとマッチングしました。飛行から撮影、データの整理まで対応してくれるので、こちらは“結果を受け取るだけ”でいい。マッチングしたパイロットの方のプロフィールを見てダムや橋梁といった構造物点検の実績も多くて、『うちの現場でも安心してお願いできそうだ』と感じました。
もうひとつ大きかったのは、事前の打ち合わせの丁寧さですね。こちらの点検基準や報告書フォーマットに合わせて対応できるかをしっかり確認してくれて、柔軟に提案していただけたのはとてもありがたかったです。
人が入れない場所も、ドローンなら一瞬で見られるんです
今回お願いしたのは、県内にある高さ60メートル級のダムの定期点検でした。従来なら1〜2週間近くかかるところを、『ドローンで半日程度でできる』という提案をいただいて、実際に依頼してみることにしたんです。
事前には、パイロットの方と点検箇所や撮影ルートをすり合わせ。安全面のリスクも丁寧に確認してくれたので、不安なく準備を進められました。
当日は、ダムの堤体の正面や高所のクラックが疑われる部分を中心に撮影。普段ならロープで作業員が降りてチェックするような場所も、ドローンがスッと近づいて高解像度で映してくれるんです。リアルタイムでモニターを見ながら、『ここは角度を変えてもう一枚撮ってください』とリクエストできるのも便利でしたね。
終了後はその日のうちに撮影データを受け取り、数日後には解析レポートも納品してもらえました。『本当にこれで終わり?』と思うほどスムーズで、従来の点検とは比べものにならない効率感でした。
これほど早く、安全に終わるとは思いませんでした
従来なら1〜2週間かかっていた作業が、今回はわずか1日で完了。費用面でも大幅に削減でき、報告書の提出スピードも格段に早くなりました。
何より大きかったのは、安全性の向上です。作業員が高所に上る必要がなくなり、現場の負担も減りました。点検にかかるプレッシャーが軽くなった分、チーム全体のモチベーションも上がっています。
SkySideを利用してみて本当に良かったと思っています。ダムの点検は安全と精度が命ですが、その両方を満たしながらコストや時間まで削減できるのは大きな価値です。今後は定期点検だけでなく、災害時の緊急調査などでも活用を検討していきたいですね。